紅葉の保津川、嵐山をパックラフトで。今年最後の川下りイベント

最近すっかり寒くなり、年末のご挨拶などにひっきりなしに来客があり、忙しくてかなわない。四六時中遊んでいるように見えて、年末位は働いているのでブログがちっとも更新できない。未だにブログの中では11月なのだ。先日、年末のご挨拶に見えた方が、“足元では”という単語を多用していたのだが、この単語、魔法の言葉で、足元ではを付けるだけで急に難しい話をしているような感じになるので不思議だ。まるで経済アナリストが話をしているようになるのである。

私:景気悪いっすね~

客:足元では景気が悪くなってきているという事ですね!

私:米中貿易戦争の影響で中国が良くないね~、意外とアジアも伸びてないしね

客:足元ではアジアも影響を受けているんですね~

単に私の適当に言った言葉に足元付けて繰り返してるだけなのに妙に高尚な話をしているような錯覚に陥るのだ。恐るべし足元。私も足元を多用していこうかと思うのだ。因みに私の職場はエアコンの効きが悪く足元が寒いのだ。

大団体の保津川下り

というわけで、11月23日、マーボーさん主催の紅葉の保津川下りイベントに参加してきたというお話でございます。足元では年末が間近に迫ってきておりますが、11月の川下り1日目の話を書いていこうかと思うのです。果たして今年中に2日目までたどり着けるのか。今回我々サイドは、チャゲ殿さんと真強さん、上から名人と私の四人で参加です。チャゲ殿さんと上カラ名人は新幹線で、真強さんは名古屋まで車、名古屋から私の車に乗り合わせて移動。途中、駅でチャゲ殿さんと上カラ名人をピックし集合場所へと向かう。

移動中、車内で先週の天竜川の話になり、真強さんから衝撃の事実を告げられた。なんと私が寝てしまった後に酔っぱらって強気になった強殿さんが、フッシーのメキシコだかチリだかの雪山を滑る動画とフッシーの雪山を滑り降り、沢に出たらパックラフトで川を下る旅をしたいという壮大な野望に共感しスポンサーを名乗り出たというのだ!余っている強殿さんのパックラフトをフッシーに贈呈し、贈呈式が厳かに執り行われたようだ。なんてこと!そんな面白いシーンを見逃すなんて!聞かされる衝撃の事実に驚愕しながら一路京都へと向かう。

紅葉の天竜川をパックラフトでダウンリバー。夜のキャンプで今日も繰り広げられるバトル。

集合場所につくと既に大勢の方が各々川下りの準備をしている。どうやら全部で30人位集まっているそうだが、誰も全体像を把握していない、というか主催者のマーボーさんですら誰が居るのかよくわからないと言っている、マーボーさんにモリシャンアドベンチャーのモリシャンを紹介してもらうことが出来た。モリシャンはネジの吹っ飛んだ動画を配信しており、私の中で会いたい人ランキング上位のお方。今年は色んな人に会う事ができ大満足である。面白い人にたくさん出会ってその人のエネルギーを頂いてしまおう大作戦進行中なのだ。この作戦は一生続くので、私エネルギーは枯渇することが無いのである。

サクサクを皆さん準備を始め、川下りスタートする。カヤック、ダッキー、パックラフトと獲物もそれぞれ。パックラフトもアルパカ、ノルディック、NSR、フロンティアと様々。よく考えたら、私、保津川の前情報を何も仕入れていない。この川激しいんでしょうか?のんびりリバーなんでしょうか?まあ、こんなにたくさん人がいるんだから何とかなるでしょう。周りの人から、情報収集をしてみると、そこそこ激しい川らしく、遊覧船(皆さん遊船と呼んでいる)が川を下ってくるので、その際は川岸へ退避が必要(遊船優先!)遊船の船底を守るため、丸太が沈められており、フリップすると丸太に引っ掛かることがあり危険。大よそこんな感じだ。紅葉を見ながらトロトロと流されていればいいかと緊張感無くやってきたが、何やら急に緊張してきた。

保津川の遊船、優先運行中

緊張と言えば、チャゲ殿さんはこれだけ私たちに引っ張りまわされ、川には慣れており、テクニックはあるはずなのに、いつも川に入ると最初は緊張顔。そのまま最初の瀬でチャゲ殿さんフリップしてしまう。大した瀬ではなかったのだが、1日目のチャゲ殿さんはメンタルが弱いので仕方があるまい。速攻でフリップしたことにより、超弱殿さんに華麗に変身し、スカウティングする瀬はすべてポーテージをするという弱腰っぷり。瀬を見せるとすぐ弱気になってしまうので、もういっそのこと弱殿さんには瀬を見せない方が良いと思う。

保津川沈動画

タンデムのダッキー

2人乗りタンデムのダッキーに乗っている男女のペアがいた。瀬に突入する度に、女性がキャー!キャー!と絶叫する。瀬で絶叫するという忘れかけた新鮮な気持ちを思い出し、なんだか甘酸っぱい青春を見ているようだ!弱殿さんがタンデムのダッキーが欲しいと言い始めた。物欲大王の出現である。きっと、女性を乗せてキャーキャーやりたいに違いない。うらやましいじゃないか!女子を乗せたいんだな、スケベ殿さん!と聞いてみると、どうやらユーコン川だかを荷物たくさん積んで誰かと旅する男のロマンを抱いているようだ。楽しそうじゃないか!じゃあ、私乗らせていただいても良いでしょうか?と立候補すると、私はすぐ激しい瀬を求めて大丈夫、大丈夫、ひゃほーいと行ってしまうのでダメだとフラれてしまった。

朝日の瀬で危機一髪

瀬の途中で左岸よりにカヤックがはまっているのが見える。トラブルだろうか?瀬を下りきった後、心配になって走って様子をみに行くと、カヤックが瀬の中で動かなくなり、コックピットから抜け出せなくなっている。上流で2名必死に支えている。状況が良く分からないが、かなり深刻なようす。ロープで引っ張り出せるだろうか?とりあえずロープを渡す。よくよく見ると、カヤックが浮いた丸太の下に潜り込み抜け出せなくなっており、上流からの水流に押されて乗っている人も抜け出せない状態。一刻を争う非常に危険な状態。ロープをカヤックにくくりみんなで引っ張る。何とかカヤックを引っ張りだすことができ、一先ず一件落着。

カヤックが水中の何かに引っ掛かり脱出不能に!恐怖動画

それにしても引っかかっている最中に上流から遊船が来たらアウトでしたし、もう少し水が多かったら、顔が水の中に入ってしまっていたかもしれません。少人数で下っていたら、引き上げられずアウトでした。かなり危険な状況であったことに間違いありません。運が良かった。

楽しい川下りが悲惨な事にならなくてよかった。レスキューする側もまず、だれか上流へ行き遊船に危険を知らせる行動をとる必要がありました。とっさの事態に正しく行動をするのは難しいです。いろんな場面を妄想、もとい!想像しレスキューのシミュレーションをしたらよいと思うのです。川を下っています。美女が岩にしがみついて助けを求めています!ロープを投げるために上陸するか、パックラフトで近づいて助けるか。パックラフトで直接助けることにします!狭いコックピットに2人で乗ったら、胸が当たって気持ちよかったとか、みんなからヒューヒュー言われた!なんて妄想をしてレスキューの心構えをするべきなのです!!二人乗りのダッキーが欲しくなってきた!

まじめな話は苦手なので勘弁してくださいな。

新たな出会い

とりあえず一段落したので、昼食をとる。その際に、ある方に愛知県の方ですよね?と声をかけていただいた。そうですと答えると、ある若者を紹介してくれた。彼、来年の4月から愛知県で働くんで面倒見てやってと。あだ名は、まだない。

私:おー!それはうれしい!愛知に川仲間ができた!因みにどこで働くの?

まだない(仮):○○町という所で働くんですけど、ご存じです?

私:!!どっちの会社?(○○町といえば!という会社が2社あります)

まだない(仮):Oという会社なんですが

うーん何か聞き覚えのあが気がする。私が毎日通っている職場も同じ○○町のOとう会社だった気がするなぁ。偶然って恐ろしいですね、来年が楽しみだ。未来に楽しみがあるというのはいい事だね。今日なんか良い事あった?と聞かれるようにいつも楽しそうにしていたいし、毎日何かいいことがあるんだ!と答えたい。そうやって生きていられたら幸せだと思うのです。

ゴールの嵐山

紅葉を見ながらトロトロと下っていくと、前方より何やら良い匂いが漂ってくる。何だろうか?前方を下っている遊船に別の船が近づいている。もしかしてあれ、船の売店じゃないだろうか?おでんとか酒とかあったりするんじゃなかろうか!?ここらで一杯ひっかけてほろ酔い加減で川下りをしてしまうのだろうか?30人もいたら警官の一人や二人いるかもしれない。飲酒運転で捕まってしまうかもしれないなぁ。

近寄ってみると予想通り売店である。然しお金がすぐに出てこないので真強さんにお団子を買ってもらう。川の上で食べるお団子は実にうまい!これまでも人数が多くにぎやかだったので、気が付かなかったのだが、ここへきて周りがかなり賑やかだ!よく見るとカップルが乗ったボートが沢山!知らぬ間に観光地にたどり着いたようだ。(どれだけ前情報が無いのか!)思わずヒューヒューだよ!と叫んでしまう!(心の中で)

因みに私の言うヒューヒューは牧瀬里穂の方で、華原朋美のヒューヒューではない。

この観光客のごった返す中で陸に上がり、船を畳むと観光客の中を歩いて駅へ向かう。嵐山という所はどうやら相当な観光地らしく、たいそうな人込みである。中国を思い出す。道にはお店が並びどれもおいしそうなので、買い食いをしながら歩く。ミンチカツやらコロッケやら、子持ち鮎やらを次々と胃袋に収めててくてく歩いて嵐山の駅へ。スタートの馬堀駅まで電車で2駅。たった2駅を下るのに1日遊べるから川っていいなぁ。

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