秋の紅葉と天竜川ダウンリバー(中編)

なかなか始まらない川下りであるが、中編に入ってしまったので、そろそろ下り始めようかとおもう。カワウソおやじも無事ライフジャケットをゲットしスタート地点に合流。

紅葉をみに天竜川キャンプ&ダウンリバーに。総勢11名、11艇のパックラフト。色々あった2日間。前編、中編、後編の三部作でお届け。

折角遠方から色んな人が集まるのだから、名古屋のものを食べさせたいと思い、スーパーで鎌倉ハムのKウインナーを購入。10本入りなので丁度よい。まぁ一本、まぁ一本と!今晩のおかずがワヤになってまう!鎌倉さんもいかんわ!うますぎるもん!のCMでおなじみ鎌倉ハムのKウインナーである。

【名古屋・中京ローカルCM】 鎌倉ハム Kウインナー(1993年)

途中トロ場が続き、広島からの疲れが出てきたカワウソおやじは徐々に遅れ始める。そして、体力も限界になり 鵞流峡 に差し掛かる前に脱落。一人上陸していった。

途中SUPの人とカヤックの人が盛大に手を振ってくれる。川の交流っていいね。橋が見えると 鵞流峡 の入り口である。ここからビックウェーブが始まる。私先頭で、みんなついてこい!とドンドン行く。ひゃっほう!

なかなかに良い波が来る。サニエモのツアーではいつもスカウティングする瀬に差し掛かる。うーん、どうしようかなぁと一瞬迷うが、前見えているので勢いに乗ってひゃっほい!である。アサケンさんもつづいてひゃっほいである。にくしろの兄貴はひゃほ!!ドボン。後ろを振り返るとにくしろ艇がひっくりげぇっている。と思ったら、宮ポン♂がフリップ、イノウーちゃんもフリップ次々とフリップ、三連荘である。

とりあえず7人もいるので次から次へとレスキューに向かう。私は陸からレスキューしようとすぐに上陸し、流されてくる宮ポンにロープを投げたいのだが、強殿さんが邪魔で絶妙な場所に投げられず、宮ポンは強殿さんと一緒に下流へ行ってしまった。イノーちゃんは、上流の方で宮ポン♀が救出している。みなさん寒いし、水も冷たいのにご苦労な事である。しっしし、やっぱり誰かフリップしないと面白くないね。自分はこんな寒い中水に入るのは嫌だけど。ジワジワと笑いがこみあげてくる。いやー楽しかった。

キャンプ

夜は今だのおやじとおるちゃんが、たくさんの薪を寄付してくれたため、薪ストーブで暖が取れとても快適である。あついくらい。お酒も、カワウソおやじの広島の酒、とおるちゃんの差し入れ、それぞれ持ってきた酒などきりがない。

各々、買い出しに行ったり風呂入りに行っているが、もう動きたくなく、キャンプでたこ焼きがたのしい事に気が付いてしまった私は、残った2-3人でたこ焼きを焼きながらプシュッと麦酒を開け飲み始める。あーーうまい。みんなが揃う前に2-3本開けてしまった。その後、三々五々皆さんが戻り、本格的に宴会が始まる。食べ物もドンドコ出てくるのできりがない。たこ焼きをやめて、アヒージョ作ったり、肉を焼いたり、ナシゴレンを作ったり、酒をのんだり、飲まれたり。

スノーボーダーのふっしーがチリだかどっかの山を滑るとんでもない映像を上映してくれた。上カラ名人が大きい映像で見たいから、来年までにプロジェクターを用意したいという。それなら、来年の忘年会はその年のベスト沈を上映しようじゃないかと提案。我ながら大変良い案である。来シーズンはみんなが沈して苦しんでいる映像を一生懸命撮ろうと思う。なんて嫌な人だと言われようと、ケラケラ笑いながら動画を撮らなければならない。これは私に課せられた使命なのだ!カメラを止めるな!主演監督ヤマカワ!

人が沈して流される映像を見ながら、来年の今頃にこの川はあーだこーだと美味い酒を飲むため心を鬼にして、みんなの情けない映像を残すのだ!もしかするとアカデミー賞にノミネーションされちゃうかもしれない。

毎夜繰り広げられる鎬を削る争いごと

私はキャンプの度に、真強さんとどちらが先に寝るかを競い合っており、今のところ100%負けている。私が寝た後に面白い話で盛り上がるのが悔しくて、一生懸命おきてようと思うのだが、気が付くとシェラフにハムのように丸く包まって寝てしまうのである。しかし今回千載一遇のチャンスが巡ってきたのである!真強さんは寝不足で、初めからウツラウツラしている。圧勝の予感しかしない。例えるなら桶狭間の戦いの今川軍4万対織田軍3千位圧勝の予感しかしない。

この人完全に寝ているのだが、興味のある話になると、ヒュンと背中が伸びて目が開く。興味が無くなると寝る。雪山の映像が流れるとヒュンと背中が伸びるを繰り返す。自由人だ。尾張のうつけものに違いあるまい。然し、4万の軍勢を誇る私に死角はないのである。とりあえず、戦に備えて寝袋を準備しておくとしようか。

—-寒くて目が覚めた。

テントの中はまだストーブが付いているが、さすがにちょっと寒いので、服を一枚着こみ寝袋に潜り込む。う~寒い。頭も痛いし、いつの間に寝たんだろうか?私の4万の軍勢はどこ行ったんだろうか?朝、みんながゴソゴソする音で目が覚める。頭が痛い。飲みすぎた。まだ眠い。地面にゴロ寝の私の息が白くなる。どうやら暖かい空気は上の方へ行くらしい。大発見である。空調メーカーに教えてあげようかしら。コットで寝ていた連中は暖かだったそうだ。まるで敗残兵のような心地である。うー寒い。ぶるぶる。

今日のスケジュールは私が寝ている間に決まったようで、天竜川のおかわりと阿知川へいくという事らしい。寝ていた私には意見を言う資格がないので、おとなしく従う事にする。それよりなにより眠くて倒れそうだ。結局、桶狭間の戦いは今川軍は織田軍に敗れたそうだ。また新たに負け戦の歴史が刻まれた。

強殿さんが私に、午前中の天竜川行くの止めますか?と聞いてくる。何を以て私が行かないであろうと思ったのだろう?川に来て、川遊びをしない選択肢があるんだろうか。不思議な質問にキョトンである。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク