南信2日間(天竜川&遠山川)と新興宗教について

8月29日30日

巷では自粛モードも相変わらずで、大人数での宴会を避けるように言われているので、誰と行ったとなどという事はせず、何か一人で行ったようなよくわからん感じにしておこうと思うのです。

1日目 天竜川

キャンプ地を川の楽校としようと思ったのだが、手前のマレットゴルフ場の辺りが、河原におりやすい為其方でキャンプをすることにした。

朝、見たことのあるおじさんがいるなぁと思ったら、割烹居酒屋いまだのとーるちゃんじゃないか!昨年パックラフトを購入したのだが、いまだに一緒に行けていない。今日は一緒に行けるかと思ったのだが、テイクアウトで忙しいそうで。飲食店はたいへんだなぁ。コロナに負けるな!

さて、スタート地をいつもの市田にすると実にあっさり終わってしまう天竜川。本日は更に上流から下ってみることにする。水量も少ないのでのんびり川下りになるのではなかろうか。

因みに本日はダウンリバーカヤックのアクシオムで参戦である。他のメンバーはまっちゃんはカヤック、たくろーさんはダッキーでそれ以外はパックラフト。

一人で行ったようなよくわからん感じにしようと思っていた矢先に他の参加者の存在をばらしてしまった。天竜川、下り始めてすぐになかなかのビックウェーブが襲い掛かる。おやおや?天竜川の市田より上のコース楽しいぞ。

今まで何で行かなかったんだろう。

逆に、天竜川一のビックウェーブスポット、鵞流峡は水量不足で瀬がかなり小さくなってしまい、拍子抜けである。

Supおじさんと再会。

河原で休憩をしているとSUPに乗った3人組と遭遇。よく見ると、以前長良川で一緒に下った方だった。最近はSUPで川下りをしているそうだ。カヤックでは刺激が足りなくなってきたのだそうで。明日は遠山川に行くと伝えると、ダム下の上流部から梨本停車場まで以前10時位にスタートして15時位に終了したと言っていた。SUPで行ったのだろうか?つわものである。

道が覚えられない私が先頭を走ってはいけない件

回送の帰りに買い出しを頼まれる。上流への道中にA-CORPなるスーパーを発見したので、帰りそこによればいいねと話をしながら、スタート地点に戻り、私の車を回収。フッシーが全然動かないので、私に行けという事なのか。私は道が覚えられないので、私を先頭に行かせては駄目なのである。

何故なら、私はおしゃべりに夢中で町の景色なんて一つも見ていないのである。さあ、フッシーいくのだ!と思っても全然動かないので、Google先生に近くのA-CORPを教えてもらい、渋々私が先頭でいく事にする。

さてGoogle先生はこんな所で曲がったかぁ?という所で曲がれというが、Google先生は変な小道を指定してくるので、行き道と違ってもたどり着けばいいのだ。ふふん。と思って走る。途中大雨も降り、前も見えない。どこ走っているのだかよくわからない。

川の対岸に渡っちゃうし、方角も全然違う気がする。大雨は降ってくるし到着したのはA-CORPの別の店舗!ほら、私が先頭を走るとこんな事になるのだから。遠回りしてしまって申し訳ない。

新興宗教について

さて、川下りと何ら関係の無いワードが突然でてきて、自分でもびっくりである。実は私は最近、スウィートパドル教の石田元子先生の教えにのめりこんでいるのである。

そしてその教えを誰かに布教したくて仕方がないのである。まるで新興宗教の教えを布教しているおじさんと一緒じゃないか。新興宗教の教祖様の教えは素晴らしいので、その素晴らしい教えをみんなに知ってもらって、幸せになってもらいたい、人の為を思って熱心に布教活動をしているのであろう。

いっしょやないか!

事あるごとにもっちゃんが言うにはな、もっちゃんがいうにはなとうるさいのである。ミルクボーイの「おかんが言うにはな、おかんがいうにはな」が脳内で再生されてくる。

うーんほなちがうかーとはこれっぽっちも思わないね。もっちゃんが言って理解できないこと事は、私の修業が足りないのである!聞かされる方はあまりのしつこさに辟易とするだろうが、面白いのでしつこくもっちゃんがいうにはなと言っているのである。

たまに、まっちゃんの話も出てくるので、もっちゃんなのかまっちゃんなのかもう訳が分からんのである。

そう言えば、先日もっちゃん講習で一緒になった、ズンの飯尾みたいなおじさんも、もっちゃん教にのめりこんでいて、買ったばかりのカヤックが自身に合わなかったので、もっちゃんにあげたような話をしていた。教祖様に貢物までしている。

負けていられないので、私もパックラフトを進呈しようかしら!

キャンプ

夜のキャンプで川魚の雑魚のから揚げを食べようと思って、仕掛けを仕掛けたのだが、水が少なすぎて魚が捕れない。夜、まっちゃんとウシガエル捕まえて食べようと思ったのだが、モーモーいう声が全然聞こえてこない。

仕方がないので、明日に備えてすぐに寝ることにした。本当は目がぱっちり開いているのだが、寝ることにしたわけである。誰かよりも早く寝たとか、遅く寝たとかいう事ではないのだ!

2日目 遠山川

久しぶりのキャンプで、だらーと油断し、明日は遠山川へいくという事以外何も決まっていない。キャンプの時に決めようと思っていたのに、すっかり詳細の打ち合わせをしないまま朝を迎える。

私は朝から川下りができるよう朝4時に起きて準備万端である。誰も起きてこない…。そういえば朝の時間を決めていないのである。

早起きをしたので、河原を散歩したりしてぶらぶらする。皆が三々五々起きだしてきたので、コーヒーを飲んだり朝食を食べたりしながらのんびり過ごし、キャンプの跡片付けをし、移動。

何となく、中盤から梨本停車場までのイメージでいたのだが、水がかなり少ない。刺激が足りないので行っちゃえ行っちゃえ!というノリで以前サニエモのツアーで開始早々中止した上流のダム下まで来てしまった。準備をし川下りを始めたのが12時頃。

濁流の南信ダウンリバー、遠山川、和知野川を下る。

誰もここを下っていないので、スカウティングやポーテージをしながら慎重に下る。上流部かなり激しいし、水量が少ないので岩が出ていてカヤックでは相当難しい。岩に乗り上げるとパックラフトのようにボヨーンの遊びがなく、ダイレクトにガツンとなるのでずっこけそうになる。横向きで岩にぶつかったらアウトである。

ルートを見極め下を向いて漕ぎ下る。段々慣れてきて、隠れ岩などはある程度は勢いで飛び越えられることがわかってくる。それにしてもアクシオムは早い船である。

パックラフトとカヤックの混成チームではカヤック組が前、パックラフト組は後ろとするのが妥当であろう。スピードが全く違う為、一漕ぎ二漕ぎであっという間に追いついてしまう。これまで、トロ場はカヤックの方が早いが、瀬の中では大差なかろうと思っていたのだが、大違いである。

すぐ前のパックラフトに追いついてしまいスピードを落として、走行する。目前まで迫っていたパックラフトがさっと岩を避けた。私は突然岩が出てきて、よけきれずに乗り上げ沈。ロールを試みようとセットしようとしたところで、ヘルメットに岩がゴツン、ゴツンと当たる。浅いのである。あれ!そういえばこの下は落ち込みになっている。このまま、逆さまに落ちたら頭売って首がもげるかもしれん!超怖い!今すぐに脱出したい!軽くパニックである。どうやって出るんだっけ!?沈脱の仕方が分からなくなりヒザでスプレーを蹴飛ばして脱出!

ヒザやらなにやらをゴツンゴツンと打ちながら、ドロップを通過。ドロップの水流でパドルを持っていかれる。何とか下のエディに入り無事?生還。パドルはというと、ドロップ下真っ白な瀬のど真ん中の岩の裏あたりのエディに捕まったようで流れてこない。パドルロストである。

あーここ、上がれないしパドルないしどうしよう。と思っていると

フッシーがダイブした模様。ここからは岩の影で良く見えない。そのフッシーが流れてこない。まさかパドルの為に命懸け!もうパドルいいから!フッシーが何とか生還。今度はたくろーさんがドロップの上流を歩いて渡り、パドルをGET。自身は瀬の中に飛び込んで無事生還。ヒーローである。

一部始終をほとんど見られなかったので残念だが、危険な目に合わせてしまい申し訳ない。ここら辺りで、既に2時を回っており、ゴールに日没までにたどり着けるのか?という疑念が出てくる。あれれ?よく考えたら、昨日のSUPチームは10時スタート15時終了と言っていたような。

5時間…。地元の人が5時間…スカウティングしながら慎重に下る我々はそれ以上かかる。この全く上がれるところが見当たらない川で日没を迎えたら、大変まずい。教祖様のもっちゃんの安全講習でも、プランニングが一番大事だと言っていた。そして、15時位には少なくとも終了ができるようなプランを作る事とも言っていた。

現在14時でまだ全行程の1/3である。国道に上がれそうな場所までもまだ距離がある。もっちゃんが言うにはな、時間に余裕を持ったプランニングをしなさい。日が落ち始めると、みんなが慌てだし、ゆっくりとスカウティングしなくなる。一つ、二つトラブルが起き始める。重大事故につながっていくと。

まっちゃんが岩にぶつかってフリップ。

泣きそうな顔してロールで上がる。肩やら頭やらを川底でしこたまぶつけたそうだ。私も、別の場所でフリップ。フリップした瞬間、パドルが水流を受けはじかれシャフトで鼻を強打。何とかロールを試みると、パドルが受けている水流で勝手に体が起きた。不思議。そして鉄の味がする。どうやら鼻血ブーのようだ。

パドルはロストしかけ、鼻血を出し、まっちゃんは肩を打ち、パックラフトメンバーもフリップして疲れが出ている。

もっちゃんの言う通りになってきている。このままではけが人が出る!私が。もうどんなに頑張ってもゴールには日没前にたどり着けないのだから、15:30には終われるように、国道に出られるところまで漕いで、歩きましょうと提案。

暫く漕ぎ下り、釣り師がいたので上がれる場所を教えてもらい無事に生還。一安心である。あと道を5キロ程歩けば停車場までいけそうである。片付けをし誰が歩くか打ち合わせをしていると、先ほどの釣り師が上がってきて車に荷物を載せている。すかさず、真強さんがヒッチハイクの交渉。

交渉成立し送っていただけることになった。流石のコミュ力である。それにしても、カヤックの重さには辟易する。水が入ってるとさらに思い。こういう時、パックラフトは軽くていいなぁ。

今回の反省点

なんといっても昨日の夜から始まっていたのである。スタートゴールをほぼきめず、何時から下り始めるかそのために何時に起きて、何時に出発するかをまるで決めていなかった事。

それに尽きるのである。9時か遅くとも10時には下りはじめ、15時には終了する。と人任せは私が偉そうな事を言ってみる。

何せもっちゃんがそう言っているのだから間違いないのである。

今回の川下りの模様をたくろーさんがフィールドライフというフリー雑誌の記事にしてくれた。KINDLEで無料で読めるので興味にある方は是非。69秋号ですよ!

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