パックラフトの大ボス、吉野川大歩危

7月25、26日 大歩危 水位初日:豊永0.64M 2日目:0.74M

7月の連休四国の吉野川、大歩危にやってきました。夕方会社をでて、まっちゃんと合流、6時間ほどかけてまっちゃんの運転する車の助手席でベラベラと話をしていたら到着。ずいぶん楽ちんだった。

吉野川添いの広場にテントを張り、一晩明かし土曜日に集合。カヤックが5人、まっちゃんと私はパックラフト。

水位は豊永0.64M。夏の通常水位だそうだがめっちゃパワフル。大歩危はパックラフトで行けるラスボスみたいな川だと思っていて、大歩危をもってパックラフトは卒業でもいいかなぁとちょっと思ったりもする。

パックラフトでしか行けない川もあるわけなので、手放すわけではないのですが、本格的にカヤックを練習しようかと。マーボーさんから大歩危はやられて当然。ほかの川とは全然違うと思うで!と言われてビビる。

下り始めてすぐ、豊永の瀬エディを取りつつ何とかクリア。カエル岩を眺めながら下る。

なんていう瀬か名前が分からないが、ドロップ後の岩の裏のエディチャレンジをするという。エディに向かって漕ぎ進めると、カヤックが1名沈。私のコースが無くなりつられて沈。激しい。

いくつかの瀬を通り過ぎ、大歩危前半最大の難関。三段の瀬。左左から行って真ん中寄ってドロップ。左左までは良かったのだが、あっと思ったら瞬間ペロリとひっくり返され激流に放り出される。意気消沈。

もう一つどこかの瀬でフリップ。もう勘弁してください。

国境の瀬を何とか無事下りおり、その後長いトロ場が続く。パックラフトではかなりしんどい。もっちゃんに指摘された、押すパドリングをしっかり身に着けるる為、意識しながらひたすら漕ぐ。

後半は何とかフリップせずに漕ぎ切り、本日は3沈という結果。流石はラスボスである。

夜、マーボーさんが手配してくれた集会所で宿泊。ひとっプロ浴びたマーボーさんが、暑いやろ?とエアコンを18度位に下げる。いや!寒い!寒い!

夜は雨がかなり降った。

翌朝、雨は小康状態。天気予報だと漕ぎはじめから降り始め、一旦納まり昼前から土砂降り。水位は豊永0.74M。昨日より10センチ増水。水はまだきれいだが、雨脚はそこそこつよい。

たかが10センチのはずなのだが、昨日とパワーが違う。豊永下段で早速フリップ。先が思いやられる。雨はどんどん強くなり、大変である。

所々から茶色い水が流れ込み、川のみずも少しずつ濁ってくる。昨日あった岩が見えなくなり、パワフルになり、コースが変わる。別の川のようである。

3段の瀬だったかで本日2度目のフリップ。いやになっちゃう。その後は必至のパッチで漕ぎまくり、何とかゴールの藤川谷川との合流地点にたどり着く。

!!!先頭のベテランカヤッカーMさんがストップの合図。前方を見ると災害レベルの水が流れ込んでいる。

あ!今日死ぬかもしれんとふと思う。

河川氾濫のニュースでよく見るような濁流が、藤川谷川から流れ込んでいる。

なんとそこを突っ切らないと上陸できないのである。

果たして私は無事に抜けられるのでしょうか…

あー怖かった。終了後水位はなんと2mまで上がっていた。

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