nortikのパックラフトに乗ってみた。

マーボーさん、イットさん、まっちゃんと私、4人で長良川を下る。長良川は来週からアユ釣り解禁の為、自由に下れるのは今日まで、秋までお預けである。今日はビーチスタートで美並まで。ちょっとしたロングコースである。10時半頃スタート。天気は快晴。気温高め。最高の川日和。

ビーチから下はよく下る定番コース。最近水の多い長良川に遭遇していないので、勝手知ったると言ったところで、スカウティングの必要な瀬もなく、順調に下ることが出来る。先週カヤック(ロックスター)に乗った為か、パックラフトの安定感が頼もしい。これだけ安定していると、少々傾けたり、瀬に突っ込んだりしてもフリップする気がしない。気持ちの持ちようかもしれないが、カヤック乗り始めてから、パックラフトが何か一皮むけたような気がする。

時計を見ると12時を回っているが、マーボーさん全く昼食をとる様子が見えない。私の腹は背中にくっつきそうである。イットさんに聞くと、大体食事無しで行っちゃうね~なんて言っている。ストイックである。私は、運動したらたんぱく質をちゃんととって筋肉チャンスを無駄にしないタイプなので、こっそりモグモグする。

nortikのパックラフト

パックラフトは最近では多くのメーカーから出ている。私の愛艇アルパカ丸はアルパカラフト製である。実はパックラフトの布教用にフロンティア製のパックラフトももっている。フロンティアのパックラフトはほとんど乗っていないが、乗り味としてはアルパカに近い気がしている。形もよく似ている。さて、まっちゃんの乗っているパックラフトはnortikというメーカーから出ているもの。ちょっとどんな感じか気になり、まっちゃんと交換してみた。

乗ってみると、どうも空気の入りが悪いのかペコペコ感が否めない。まっちゃん曰く、これ以上入らないという。このペコペコ丸でよく大歩危を下ったものだと感心する。もはや驚愕である。シートが低いのだろうか、うまく漕げない。ペコペコ感も相まって簡易ゴムプールに乗っているような感じである。船の中に沈み込んでいるような位置に乗っているので、視線が低く瀬に入るとラフティングみたいでスリルがある。また、デッキがないので、水が大量に入り益々プールである。まっちゃんは風呂桶を装備していて水をかき出しているが、必需品である。水が入ると操作性が極めて悪くなり、よろしくない。またペコペコ丸なので瀬で船が折れる。誰かが、アルパカはパックラフト界のスーパーカーだと言っていたが、全くその通りである。アルパカはよい。

左のオレンジがnortik。右のアルパカと比べ姿勢が低いのが分かるだろうか?

瀬でポッキリ折れるnortik

さて、ここまで散々な感想を言っていたが、nortikも少しいじると乗り味が変わってくると思う。まず致命的なペコペコ具合は、ポンプで空気を入れたところかなり改善された。口では限界があるのでポンプを使用すると良い。

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これにホームセンターの園芸用品売り場に売っているゴムチューブを取り付ければ、パックラフトの空気入れに使用できる。

ポジションはいじる必要がある。とりあえず下に一枚、マットを敷き更にシートの下にマットを重ねる等をしてとにかくシートを高くする必要があると思う。私のアルパカ丸もサマーレストのマットを敷いているので、底面保護の為にも敷いた方が良い。

私の使用しているマットはこれ。くるくる丸めて持ち運びがしやすい。これを船に合わせて切断して使用している。

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nortikはお尻の位置を高くしたい為、値段は張るがこちらでもよいかもしれない。サイズが合うかどうかは研究が必要だと思われる。

何ならシートだけは別メーカーに変えてもいいと思う。水がジャバジャバ入るのはデッキ無しのアルパカでも同じなので、改造してセルフベイラー化するのも良い。セルフベイラーまで来るとかなりマニアックな改造になるが…

子宝温泉~道の駅美並まで

実は子宝温泉から美並までの区間は下ったことが無い。更に下流の洲原神社から美濃橋は下ったことがあるので、ちょうどこの区間が抜けている。初めてなのでおらワクワクすっぞ!全体的に水が少ないので何とも言えないが、この区間もちょっとした瀬がいくつかあり大変面白かった。マーボーさんは結局飯を食べていない。14:30位には美並に到着し本日終了。そして本日のもう一つのイベント、アクシオムの進水式である。関西の方が使用していた、中古のアクシオムをマーボーさんがなぜか受け取ってきてくれ、なぜか私がそのアクシオムを受け取り、なぜか長良川に浮かべてはしゃぎ回り、なぜか私の車に積み込んで家まで持って帰ってしまった。不思議である。このアクシオム奥さんになんて言おうかなぁ。

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