高瀬川上流部 ダムから大町運動公園まで
イノーちゃんが大変なことになった!ダイジョウブか!という所で終わった、前回の続きである。
夜の雨をしのげる屋根を探してみたが、見当たらないので私の車のハッチバックを屋根代わりにイノーちゃんに貸してあげることにした。ハッチバックを開け、そこからタープをたらせば即席雨避難小屋の完成である。
パックラフトをベッドにすれば下からの浸水にも耐えられよう。ナイスアイデアである。酔っぱらった為、Tシャツ短パンのまま車に飛び乗り睡眠。
夜中に寒くて目が覚めた。よく考えたら、車を閉めて寝れば全然寒くないので、寝袋などを持ってこなかったのである。大誤算である。ハッチバックを開けっぱなしにしているので室内の温度が外と同じなのである。雨もボトボトとうるさい。大変繊細な神経の持ち主である私は雨音が大いに気になり、耳栓をしてとりあえず川で着るウエットスーツやドライトップなどを着込みそれでも寒いので、シートの防水カバーを被るという大変おちゃめないで立ちで寝る。
シートの防水カバーはヘッドレストにはめ込む部分を頭にかぶせると丁度よい塩梅である。
高瀬川上流 パックラフトで
朝起きて、ブラブラしていると強殿さんが、ヤマカワさんもう着替えまでばっちり終わってやる気ですね~という。そうじゃないんです。寒くて、着るものがないので、川用の服を着こんでるんです。
雨は昨晩から相変わらず降り続き、川もかなり増水している模様。
2日目は姫川か梓川あたりと考えていたのですが、かなり濁流になっている為、急遽変更、昨日行けなかった高瀬川の上流部、ダムの下から大町運動公園までを下ることにする。上流部は岩をヒラヒラとよけながら下るヒラヒラ系なので、私のカヤック操舵技術では無理と判断しパックラフトに乗り換える。パックラフトの安心感と言ったら。安心安全のパックラフトである。
下り始めるころにはすっかり雨も上がり、気温も上がり始めた。最高の川日和である。下り始めてすぐ、テトラの絡む大き目の瀬。パックラフトに乗り換えたばかりで、慣れる前なのでココはパスすることにする。ヒラヒラと岩をよけつつ慣れてきた頃合いで、大きな長い瀬が出現。これを慎重にくだって、沈することなく上流部はあっという間に終了。最近沈して流されることが多い為か、少し物足りなく感じてしまう。
午前中で高瀬川上流部終了し、午後からどうしようかという事になった。昨日と同じ高瀬川下流を漕ぐか、比較的水がきれいと思われる万水川を漕ぐか。
万水川~支流探検~わさび園~犀川
皆今年まだ一度も万水川を漕いでいないという事もあり、午後から万水川へ移動することにした。緩やかな川でエキサイティングというわけでもないのだが、万水川は皆大好きなのである。豊科運動公園からスタートし、わさび園を通り、犀川に合流龍門淵までの定番コース。
スタートする頃また天気が悪くなり、雨模様。
本日は、ちょっと探検してみることにして、万水川の支流探検をする。
わさび園で再乗艇練習
わさび園脇を流れる支流に入り、遡上する。緊急事態宣言も解除われ、わさび園も観光客が沢山来ている。これだけのギャラリーの前で、漕ぐのは少し恥ずかしいので、どこまでも遡上する。この年になっても恥ずかしい事ってあるんだなぁ。
わさび園を観光客がいないところまで遡上すると、にわかに日差しが強くなってきた。暑いので再乗艇の練習をする。水がきれいで、足がギリギリつくので再乗艇の練習にはもってこいである。
調子に乗って何度も再乗艇をしていると、湧き水で水温が低い為寒くなってきた。おまけに天気まで悪くなってきて、風は吹いてくるは、気温は下がるわ、濡れてるので寒いわ、もう大変である。
このままでは風邪をひいてしまって会社休んだら、コロナと疑われて困るかもしれないので、切り上げて終了することにした。