濁流の杉川&気田川パックラフトダウンリバー

2日目 杉川

今回は杉川という川を下る。気田川の支流である。気田川は天竜川の支流なので天竜川にとって孫みたいなもんだろうか。何時もは水が少ないが、今日は大型台風10号の影響で絶賛大増水中なので、杉川見事に濁流。いよいよ大変な状況だ。河川の氾濫に最大限の警戒を行ってくださいなんてニュースになっている。どこかのお馬鹿さんが、中州でバーベキューをしていたら、車が流され、中洲に取り残されたなんてニュースになっているに違いない。まるで台風でも来ているみたいだ。

透明だと思うとウキウキ

宮ポン♀が、昔柴田さんに濁流の川に連れていかれた。その時、柴田さんがこれ濁流ですけど、水が透明だと思ったらウキウキしてくるでしょ!と言っていた話をしながら噴き出していた。どんなに想像力を働かせても、全く透明だと思えなかったそうだ。

こんな濁流は板取川以来だ。その時はあまりに濁流なので下るのを中止したのですが、今回は濁流を下るのがテーマなようだ。流れが速いので、リスキーである。柴田さんが、これ、濁流ですけど、水の色が水色だと思ったらテンション上がりません!?なんて言いだしたので、宮ポン♀と二人で噴出してしまった。

板取川は濁らない!パックラフトで板取川ダウンリバー

濁流で流れが速く、フリップするとどこまでも流される危険があるので、ホールなどは極力避けていく事。水底が見えないので、隠れ岩に注意しながら行く事。水は茶色いが、コーヒー牛乳と間違えて飲まない事。以上3点に注意しながらドキドキハラハラの杉川ダウンリバーのスタート。漕ぎ始めると、水の流れがかなり早いのがわかる。絶対にフリップしたくない。川の流れに対して横向いている時に、隠れ岩なんぞにぶつかかるとつまづいてフリップしそうだ。所々にヘンテコなボイルが発生し、ホールは捕まるとペロンひっくり返されそうな雰囲気を醸し出す。普通の人なら、危険なので川から離れなければ!と思うこんな濁流を嬉々として下っているのである。もう、変人の集まりとしか言いようがない。

台風で大増水!!濁流の杉川pack rafting

本日のメンバーは御老公と宮ポン♀、水先案内人の柴田さん。一列になって小気味よく流れてゆく。ピローで食われフリップ寸前で何とかパドルを入れ持ちこたえる。昨日も川下りをしていた、ご老公が珍しく疲労困憊のご様子。途中でリタイヤすると仰る。この先の核心部は狭いうえ、流された木が引っかかっていたりと危険なので、我々も午前の部はここで終了とする。

気田川でおかわり!

柴田さん、このまま漕いでも同じ感じだから飽きちゃいますし、川変えましょう!と相変わらず陽気だ。きっと、この濁流が透明に見えているに違いない。午後から、気田川に変更する。定番の秋葉神社前から、天竜川出会いまで。雨脚は以前として強く、まるで台風でも来ているようだ。時折、台風が近づいてきているような風が吹く。大波を超える時に、風に煽られてフリップしないようにね!と柴田さん。気田川は何度か下ったが、こんなに川幅広かったか!?大増水している。キャッチフレーズの日本一の清流も、今日は日本一のコーヒー牛乳になっている。時折、木が根ごと流されている。

台風で大増水 気田川 pack rafting

所々に今までなかったビックウェーブができている、中洲が無くなり、本流が変わっている所もあり、どの辺りを漕いでいるのか、景色からはよくわからない。前回漕いだ時に一番の瀬だと思った、鉄塔の瀬は増水により瀬が潰れて無くなっていた。川の流れが速い為、なんと一時間半で出会いに到着してしまった。驚くことに、気田側はコーヒー牛乳色なのに、天竜は緑色。合流地点からくっきりと水の色が違いとても興味深い。

気田川でキャンプ&パックラフト&SUPダウンリバー

濁流をみんなで漕ぐのやりたかったんですよ!ドリームランに付き合ってくれてありがとう!だそうだ。流石に自分達だけではこれ下ろうとは思わないのでこれはこれで面白かった。後日珍しく、柴田さんがすぐに川下りの写真をくれた。口留め料だろうか?こんな中漕いで何かあったらどうするの!と大人の人からサニエモに苦情が入ったら、 私がここでバラしてしまったせいかも知れないが勘弁してください。

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