第28回全国市町村交流レガッタ日田大会でやったった。

今年の全国大会は9/28、29で大分県の日田市にて開催されました。全124チーム、875人が参加しました。種目はナックルフォアという、漕ぎ手4人、かじ取りのコックスが1人の5人乗りの競技。

今年は流石に移動距離が長い為、我が町も奮発して飛行機を手配してくれました。一昨年の秋田由利本荘の時は9時間くらいかけてのバス移動だったので、それと比べたら大変な進歩である。完全に予算オーバーだろう。来年から税金が上がるかもしれん。移動は、金曜日の午後。上司にオリンピックの予選に出るので、金曜日午後は休ませてくれとうそをつき、上司の方もオリンピック予選なら仕方がないと承認してくれた。会社からセントレアに直行し、他のメンバーと合流。なかなか渋いプロペラ機で福岡空港へ。我らの小学生コックス、シマーズナオ君がプロペラ機をみて、これで飛ぶの!大丈夫なのかなぁと心配していたので、いやいや、ナオ君、これはオスプレイという飛行機で、プロペラ部分がうぃーーんと垂直に変形し、ヘリコプターみたいに真上に飛べる最新の飛行機なんだぜ!と言ったら、うそ!すごい!かっこいい!と信じていた。おじさんのいう事は大概うそなのに、すっかり信じるシマーズナオ君が可愛い。

福岡から大分までバスで一時間半程度移動し、ホテルに到着。昼に会社を出たのにもう、19時を回っている。飛行機もなんだかんだで時間がかかる。夕飯は各自自由。我が町はそこまで面倒見切れませんという事だろう。折角なので、名物が食べたいと思ったのだが、ホテル近くのモツ鍋屋で食べる。九州だからモツ。それは岐阜県で味噌カツを食べるようなものだろうかね。シマーズナオ君は小学生のくせに、心臓刺しを美味しい美味しいと食べている。マセガキだ。

おなかいっぱい食べて、ホテルへ帰る道すがら、熟年女子でエントリーしているおねぇさん方に遭遇。拉致されて日名物、日田焼きそばととり天を食べに出かける。日田焼きそばの特徴はもやし沢山麺がパリパリ。うまい!

大会初日

大会は三隈川という河川のレース。河川は流れ、風、波等に影響されるので荒れやすい。選手控え場が両岸に浮かぶ屋形船で、大変雰囲気がある。レースも近くで観戦できる為、非常に盛り上がる。我々はスタート目の前の屋形船だった為、応援にも力が入る。

屋形船のすぐ近くで、鮎の塩焼きを売る屋台も出ていた。鮎がでかい!おじさに三隈川で取れた鮎かと聞くと、そうなのもいるし、そうじゃないのもいる。天然かときくと、そうなのもあるし、そうじゃないのもあるという。いい加減だが1匹かって食べると、とんでもなくうまい。これは三隈川産の天然鮎に違いない。こんなに美味しいのだから。うまい、うまいと言っていたら、おじさん気をよくしたのか、ペットボトルの水をサービスでくれた。屋形船でゴロゴロしていたら、鮎おじさんがやってきて、余った鮎で鮎飯作ったからとくれた。日田の人は気前がいい。

今回はレース数も少なく、楽であるがタイムレースなので怖い。予選4組、決勝2組。予選で着順、タイム順というよくわからないルール。タイム順なので、その組で勝ったとしても、よその組で早いクルーが居た場合は、負けという事になる。

大会ルールにより、優勝クルーは漕手を2名入れ替える必要があり、昨年、壮年男子の部で優勝した我々は、メンバーを入れ替えなければ、壮年男子の部に出場できない。その為、クラスを変え、より若いクラスの青年男子でエントリー。20代がゴロゴロいる激選区である。年齢高⇒年齢低のクラス移動は可能、逆は不可。アラフォーのおじさん達だが、このクラスでどこまでやれるのか大いに興味がある。我々は予選3組目。1組目と2組目で既に1:40と1:41というとんでもないタイムをたたき出しているクルーがいる。今回はいつもの500Mレースではなく450M。500Mに換算すると1:50位なのでかなりのペースである。因みに前回の愛知池では我々1:59だった。

過去記事、美味い酒と肴と遠山川と和知野川とパックラフト

アテンション、ゴー!レーススタート。スタートが上手く揃い一気に飛び出す。途中少しピッチを落としながら、最後にスパート。上出来。とりあえず予選3組目では1位通過。レース結果を見てみないと分からないというのがもどかしい。足の筋肉を使い果たし、フラフラしながらレース結果を確認すると、なんと1:36できすぎである。青年男子どころか、全クルー全階級通して1位である。ちょっと調子に乗ってしまう。

全国市町村交流レガッタ 日田大会 あるちゅうボート連盟

ゴールするとその先は堤になっておりすぐにブレーキ&方向転換をしないと落下する罠まである。いいコースだ。

レセプションパーティ腹減ったぞ!

夜のレセプションパーティ、来賓の話が長い。こちとら、ボート漕いで腹が減っているのに全然乾杯が始まる気配がない。漸く、ビールが配られ始めたので、いよいよかと思ったが、我々のテーブルにビールが運ばれてこないので、もう勝手に始めることにした。きっと今回は乾杯は無いんだろう。隣に居た我が町の議員さんが、まだ乾杯があるぞ等々ブツブツ言っているが、もう腹が減って我慢できないので、乾杯は無いっすよ、きっと、ほら、他のテーブルも始めてますよ!議員さんもブドウでもどうぞ!と言って勝手に始めてやった。漸く空腹が治まって来たところで、乾杯やるという。やるのね。

ここでラグビーワールドカップのニュースが飛び込んできた。日本代表が、優勝候補アイルランドを下したと。来賓の爺さん達の話より、そっち見たかった~。スクリーンで流しましょうよ。そっちの方が盛り上がるだろうに。などと、団体行動のできない私は好き勝手言ってみたりする。毎年、レセプションで飲みすぎて、翌日の試合に影響が出ているのだが、今回は絶対に飲みすぎるなと、クルーのメンバーから釘を刺されていたので、泥酔しない程度に遠慮しておいた。

大会2日目

昨日は泥酔しない程度に遠慮したので、絶好調である。ほどほどが一番である。本日の試合は午前中ですべて消化。昼から表彰&閉会式。決勝も予選と同じく、タイムレースになる。自分の組で1位でもタイムで負けると3位、4位もあり得るのだ。予選の2、3位は別の組。2位と3位が居ないので、ぶっちぎっても安心できない。色黒超人は死んでもいいから漕げという。死ぬのは嫌だなぁ。死んだら漕げないねと返事をしておく。

アテンションの合図がかかる。オールを入れる。ゴー!!

スタートはオールを返さない取り決めなのだが、間違えて返してしまった。ピッチがどんどん上がってくる。とにかくピッチ早い。ペースを作るシマーズおやじ、いくら何でも興奮し過ぎだ。ピッチが速いのでオールのストロークが短く感じる。足がもげそう…、息ができない。死ぬかもしれん…。ゴールが遠い…。スパートの掛け声が入る。今からスパートですか…。マジで死ぬかもしれん…。ゴール。

ボートってなんでこんなにしんどいんでしょうね。もう暫くやりたくないなぁ。もげそうな足を引きずり、タイムを確認しに行くと決勝1組目、1位は由利本荘、タイムは1:42。今日は無風で流れもない為、かなり早いように思う。由利本荘も我々のタイムが発表されるのを待っている。

結果発表、我々のタイムは1:40!由利本荘のメンバーと熱い抱擁を交わしお互いの健闘を称えあう。我々の優勝である。これで、青年の部、壮年の部の2階級制覇の2年連続優勝。おめでとう私。ありがとう私。これはちょっと調子に乗ってもいいかと思うので、今月いっぱいは調子に乗ろうかと思う。

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